株式会社 経営共創基盤

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いま世界(そして我が国)は、大変不安定な状態にあります。価値の源泉が、設備から人や知識に移るなか、設備(モノ)と人材(ヒト)とを噛み合わせ、適時適切な資金(カネ)を調達・活用して成果に結び付けるため、マネジメントには極めて高度な能力が要求されています。
また、世界には、企業経営スタイルとして、米国型、欧州型、中国・東南アジア型などの、複数のモデルが混在しています。日本のビジネスがおかれている環境は、そのような地域や国といった個別性(タテ糸)と、グローバル化による普遍性(ヨコ糸)とがもつれた状況にあり、加えて国内人口の急減という厳しい環境変化に直面しています。そこでは、従来の経営スタイル踏襲では解決しきれない様々な課題も生まれています。

こうした状況下、米国型モデルに基づく“コンサルティングファーム”や“投資銀行”“プライベート・エクイティ・ファンド”だけでは、企業が抱える課題、事業価値の創造を支えることは難しいのではないか、さらには、資本主義の新しいフェーズにおいて、企業経営を支援する新たなサービスや投資のあり方が世界的にも求められるのではないか。このような問題意識から、経営共創基盤(IGPI)という新しい業態の会社が生まれました。IGPIの事業モデルをあえて一言で表現すると「意思決定から、決定された戦略の実行まで、経営全体をより良くハンドリングしつづけるため、知恵、人材、さらには資金を提供する会社」となります。ヒト・モノ・カネ、意思決定と実行、事業と財務、そして日本と世界、これらの垣根を越えることこそ、現代企業経営の多種多様な課題が横たわるマネジメント・フロンティアであり、そこで有効な支援を行うことが、私たちの使命なのです。

これまでも、私たちは、リーマンショック、東日本大震災と、度重なる複合危機に際し、顧客の皆さんと共にマネジメント・フロンティアに飛び込み、乗り越え、改革と再成長の梃子となってきました。これらを通じて「常駐協業型で経営を支援し、顧客企業および主要ステークホルダーと、持続的な企業価値向上に関わる長期的なリスクを共有する」ことをモットーとする、IGPIならではのプロフェッショナルサービスを追求しつづけています。今後も、企業社会は新たな問題に直面し、常に創造的かつ現実的な解を導き出していくことが求められるでしょう。私たちIGPIは、顧客企業と成長への道筋を共に創り出し、世界に問うていく志を持って、全力で取り組んでまいります。


冨山和彦代表取締役CEO
冨山 和彦
ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。解散後、IGPIを設立。
パナソニック社外取締役、東京電力ホールディングス社外取締役。
経済同友会副代表幹事。財務省財政制度等審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生会議有識者、内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、経済産業省産業構造審議会新産業構造部会委員他。

近著に、『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』『選択と捨象』『決定版 これがガバナンス経営だ!』『AI経営で会社は甦る』他。

2007年にIGPIが創業してから、早いもので10年が経ちました。
この間、国内外の経済状況、社会環境の変化に対して常に敏でありつつ、経営の本質にかかわる様々な事情に正面から向き合い、社会のニーズや顧客の皆様の期待がどこにあるのかを模索しながら歩み続けて参りました。

IGPIが提供する企業の再生局面から成長局面までの様々なサポートは、当初の国内中心から現在では上海・シンガポール等をはじめとするアジア地域へ拡大しています。
また、傘下のみちのりグループによる交通事業運営に加えて、ハイテク・ITベンチャーへの出資等のプリンシパル投資へも積極的に取り組んでまいりました。
さらには、様々なパブリックセクターとの協業、製造業に特化した専門チーム(MSC)*1 による経営・現場支援、AI・ビッグデータを活用した専門チーム(BAI)*2 による戦略支援、インフラ・コンセッションへのアドバイスなど、新たな活動領域の広がりもIGPIのユニークネスといえます。

IGPIには、戦略系ファーム、投資銀行、投資ファンド、メガバンク、事業会社など様々なバックグラウンドを有するプロフェッショナルがいます。そのなかには弁護士、公認会計士、税理士、など専門資格を有する者もいます。また新卒でIGPIに入社したメンバーもさまざまな経験を経てプロフェッショナルとして成長してきました。これらのプロフェッショナルが、それぞれの得意分野を生かしつつチーム編成をすることで、クライアント企業のあらゆるニーズに対応できる体制を整えています。
そして、机上の議論では決してない、IGPIならではともいえる「リアルなソリューション」を導き出すべく、ある時は経営者目線で、またある時は現場目線で、全員が総力を挙げて可能性と限界に挑み続けています。

IGPIは、これからもクライアント企業の皆様、そして社会に貢献できるユニークな唯一無二の存在を目指して尽力して参ります。

(注)
*1 MSC:Manufacturing Solution Company ものづくり戦略カンパニー
*2 BAI:IGPI Business Analytics & Intelligence IGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンス

村岡隆史代表取締役マネージングディレクター
村岡 隆史
三和銀行にて、プロジェクトファイナンス業務、M&A業務に従事。モルガンスタンレー証券で投資銀行業務に従事した後、産業再生機構に参画。三井鉱山、ミサワホーム、ミヤノ、ダイエー等の案件を統括。金融庁専門調査官等を経てIGPIを設立し現在に至る。IGPIでは、事業再生の他、中国・アジア諸国でのM&Aや成長戦略立案プロジェクトを多数統括。
金融庁参与、新日本工機社外取締役、産業革新機構社外取締役