IGPI VOICE

グローバルからローカル、M&Aから収益改善支援まで 幅広いフィールドで挑戦と成長を実感

山嵜 晴貴

シニアアソシエイト(IGPI)

2022年4月入社

プロスタッフ(第二新卒入社)

「経営人材」を志し、広く、深い経験を求め参画

新卒で人材・IT系の事業会社に入社し、法人営業に従事していました。もともと、事業の立ち上げや起業に興味があり、学生時代にはインターンでコンサルティングに近い業務をしていたので、まずは事業会社で経験を積んでいこうと選んだ会社でした。しばらく経ち、経営人材になるという将来像を実現するためにどのような経験を積むべきなのかを改めて考えた際に、環境を変えてみることも一案と思い、転職活動をはじめました。

転職活動では、他の外資系コンサルティングファームなども検討しましたが、経営に関して一個人が幅広く、深い経験を積めると感じたのがIGPIでした。この環境で自分を磨き、成長していきたいと考え、IGPIへの参画を決めました。

プロとしてのバリューを示したい 英国でクライアントに「張り付き」奮闘の日々

IGPI参画後は、クロスボーダーM&A、医療系企業の収益改善、脱炭素関連事業の戦略策定等の案件を経験してきました。当初の期待と違わぬ幅広い経験を積みながら、プロフェッショナルとして求められるマインドセットやスキルはもちろん、「経営のあるべき姿」を問いかけ、実現するIGPIらしさを吸収しています。

入社後まもなく携わったクロスボーダーM&A支援では、海を越えて英国にも赴き、クライアントの意思決定を支援しました。クライアントが検討している英国でのM&A案件に対し、IGPIがディール全体の推進を支援するプロジェクトに、プロジェクト・マネジャー(PM)以下3人のチームの一員として、提案段階から参加しました。IGPIへの参画時から、事業だけでなく財務に関しても知見・経験を得たいと思っていたので、アサインされた際は、バリュエーション(企業価値算定)等を実務で経験できる願ってもない機会だと感じました。プロジェクトの開始が決まった後は、入社時に受けた研修や似通った案件のマスキング済の資料などに目を通し、イメージを膨らませました。コンサルタントとしては駆け出しの頃で、壁にぶつかる予感はしつつも、「なんとしても乗り越えるしかない」と覚悟を決めて臨みました。

英国には約1か月赴き、経験豊富なPMと2人で、クライアントに文字通り「張り付き」ました。駆け出しの時期でしたが、クライアントから見れば、私も1人のコンサルタントであることに変わりはありません。プロフェッショナルとしてのバリューを出そうと、私が徹底して取り組んだことは、英語で行われた対象企業などとの会議の議事録作成。議論内容を漏らさずに文字に起こし、クライアントやチームメンバーへの正確な情報共有に努めました。悔しい思いをすることも多い期間でしたが、プロフェッショナルとして、IGPIで求められるマインドセットが鍛えられたように思います。

またこのディールでは、対象企業の調査を経て、引き続き案件を推進する意向だったクライアントに対し、IGPIは事業計画の蓋然性などに疑問を持ち、反対の意向を伝えたことも印象に残っています。クライアントに安易に合わせることなく、その企業・事業の目線に立った時にどうあるべきかに向き合うというスタンスには、あらゆる組織の「経営のあるべき姿」を問いかけるというIGPIらしさが表れていたと思います。

全国をまわり、現地の実態をヒアリング リアリティの追求で人を動かす

ある医療系企業の収益改善支援のプロジェクトでは、事業の収益低迷要因の特定と、改善プランの策定に取り組みました。その前のプロジェクトが前述のクロスボーダーM&Aだったので、「グローバルからローカルへ」「M&Aから事業へ」と経験の振れ幅が大きい、IGPIらしいアサインメントでした。

プロジェクトのカギとなったのが、収益低迷要因の特定を主な目的に実施した、全国の拠点への現場訪問です。訪問前から、事業数値の分析やヒアリングを通じて要因はある程度分かっていましたが、担当のマネージングディレクター(MD)の「リアリティが足りない」という一声で、現場訪問が決まったのです。

全国津々浦々に散らばる全拠点を収益性や人員規模などの基準でカテゴリー分けし、抽出した約10か所を主に私が訪問することになりました。実際に行ったことは、拠点の担当の方に一日中同行し、業務を観察しながらタイミングを見計らってヒアリングするという地道な作業でしたが、現場では頭で思い描いていたことが線になって繋がり、リアルに展開していく様を目の当たりにしました。

現場訪問後に臨んだクライアントとのミーティングで、訪問で得た情報について伝えたところ、経営陣は「そこまで見てもらえたのか」と驚きの表情を浮かべ、「そこまで真剣に向き合ってくれたのならきっと間違いはないのだろう」と、提案に対する信頼が一気に高まったのを肌で感じました。リアリティの追求が、クライアントという「人」を動かすことに繋がるのだと実感しました。

学びを楽しみ、自ら進んで挑戦できる環境がIGPIにはある

IGPIに入社してからしばらく経ちましたが、今は、仕事がとにかく面白く、IGPIの中でやってみたいこと、実現したいことを探索している最中です。IGPIはプロジェクトのテーマの幅が広く、学ぶことがたくさんあります。プロジェクトにアサインされるたび、知識をアップデートし、経験を積むことで好奇心が満たされる喜びが、私の仕事に対する原動力になっています。このような環境を「面白そう」と思っていただける方はきっとIGPIに合うと思います。また、IGPIにはグループ内の投資・事業会社や海外オフィスへの出向など、普段のプロジェクト以外にも、多種多様な挑戦の機会があります。そうしたチャンスを積極的に掴んでいく気概のある人にこそIGPIをお勧めしたいです。

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